アロワナを飼育する場合「シルバー」「スポッテッド」「アジア」なら120×45×45水槽、「ブラック」「ノーザン」なら90×45×45水槽が最低限必要です。
まして魚体を美しく維持させる為には高さよりも奥行きを広くとった水槽を選びましょう。購入時に
10cmにもみたない個体でも餌食いが良く半年足らずで40cm近くにまで成長するからです。

飼育デザインは好みですが、水草水槽で飼育する場合、個体が大きな事から他の魚よりも大量の酸素を必要としているので夜間のエアレーションは必要です。
あまり病気にもならず丈夫な魚ですが、死亡例で最も多いのが飛び出し事故で厚めの蓋や隙間を作らない様に注意します。
照明は上部前方に設置し下側奥方向に斜めに照らすと綺麗に見える様です。水温は幼魚で
28前後、若魚以上なら25前後がベストです。
「ブラック」を飼育する場合は流木やピートモスを使い弱酸性をキープさせますが、それ以外の「アロワナ類」の特にオーストラリア産にはサンゴ砂を濾過材に混ぜて中性から弱アルカリ性を好みます。

餌に付いては一種類に限らず「金魚」「アカヒレ」「エビ」「ゴキブリ」「人工飼料」などを適度に与える事が望ましいようです。中でも「コオロギ」が一般的ですが、本来野生の「アロワナ」は水面直下で遊泳し水面に落ちてきた生物を食べている事から来ています。しかし「コオロギ」の頭部や脚部などは固いので未消化のまま排泄され環境を悪化されるので、あらかじめとってから与えましょう。
「植物質」を多くとらせたければ、「人工飼料」が一番ですが食べにくい様であれば餌となる「金魚」などにこれを与えてから「アロワナ」に食べさせると効果的です。幼魚時には餌を切らして後の体形に影響を与えない為に常時「アカヒレ」を泳がせて餌をとらせますが、成魚になると肥満に注意しなければいけないので週に
2回ぐらいの餌が理想です。

混泳させるには30cmを越える頃の若魚が良いタイミングですが、同種同士の混泳は難しく最悪殺し合いにまで発展します。異種では「ガーパイク」「パロット」「ダトニオデス」「コロソマ」「メチニス」「オスカー」「アイスポット」などですが、いずれも攻撃性がなく、同等の大きさ、おっとりしているなどの条件が必要です。

上記したようにほとんど病気にならない「アロワナ」ですが、体形の異常が良く話されます。「目垂れ」とは眼球突出症(ポップアイ)とは違い常に眼球だけが下を向く状態になる事を言います。原因は自然界では水面直下にいて水上の獲物を狙っている魚が水槽飼育下では真横や下の方の餌を捕らえなければならない為と言われています。コンクリート水槽や水槽の廻りを板で覆い隠し浮上性の餌のみを与え続けて治療すると良いと言われています。「エラのめくれ」の原因は飼育水槽が狭いと良く表れます。その他には水質の悪化も原因ですが、これは毎日のメンテナンスを行う事により改善します。
「下あごのみの突出」の原因も狭い水槽で長期飼育をして魚体の成長が限界に達しているのに餌食いにより下あごばかりが発達してしまう事からなると言われています。これら以外にも体形異常は同一種だけの餌を与え続けたり「ちくわ・かまぼこ」などの加工食品を頻繁に与える事により魚には有害な添加物の影響で起る事もあります。