どんな環境であっても最低1年に1度は水槽の大掃除(総換え)をした方がより観賞魚にとって良いはずです。しかし、大掃除と言っても全ての装飾品や底砂を一度に洗浄してはいけません。これは飼育水の中に繁殖しているバクテリアを捨ててしまう事になり、せっかく安定している水質も乱れて魚にPHショックを与えてしまうからです。これを防ぐ為に作業を3ブロック(底砂・濾過装置・水換え)に分けて前後1週間は置く。こうする事により、バクテリアが安全に移動する事ができ、水温変化さえ与えなければ、アンモニアや亜硝酸などの有害物質だけを取除き観賞魚に負担をかけることなく総換え出来ます。ポイントは各ブロック洗浄中に多少のヘドロは水槽内に残すつもりで行う事です。ヘドロの中には当然アンモニアなどの有害物質が含まれますが水を綺麗にしてくれるバクテリアも含まれているのです。水槽購入時(セットしたての水)は、確かに綺麗ですが、飼育を初めてしばらく経ち、水換え後の水がこれにも増して美しく輝いて見えるのはバクテリアのお陰である事を御忘れなく。

 

底砂の洗浄(1)

水草や装飾品を取り除いた後、アミを使って底砂を全てすくい出す。底面フィルターを使っている場合はこの時に取り出す。水がかなり濁るが水換えとは別日作業なので出来るだけ水はよく切り、砂だけを取り出す様にする。

 

 

底砂の洗浄(2)

10分放置後、底に溜まったヘドロをチューブなどで吸出し、洗浄した底砂を元に戻す。底砂はぬるま湯で綺麗に洗い、砂が冷えたり温もったりして、水槽に戻した時水温に変化を与えない様に注意。濾過装置のウールもかなり汚れているのでこの時に新しい物と交換しておく。

 

 

濾過装置の洗浄

底砂の時と同様に飼育水は出来るだけ残す様に水をよく切り、再開時に水温変化を与えない様にぬるま湯で、洗浄する事。ウールはモミ洗いせず、ウールの繊維をつぶさない様にざるなどで受け、その上から強い水流の水を拭きかける様に汚れを飛ばす。

 

 

水槽内の洗浄(水換え)

「メンテナンス 水換えの手順」を参考に3分の1水を換える。ここで初めて装飾品や水槽内面に着いた苔やぬめりを拭き取る。環境が変っているので仕上げに「アマゾングリーン」を、適量の半分添加して、病気予防を忘れずに。