| 先ず「ベタ」と言えども立派な熱帯魚であるため、冬場のヒーターは必需品です。年間を通じ25℃〜28℃をキープしてやらねばなりません。しかし、熱帯魚飼育にとって一番の難しい時期は冬場よりも夏場です。水量の少ない瓶などでは、特に外気の気温に水温が変動しやすく、かなりの高温になりがちなので、常に一定の温度で飼育する事が困難になってきます。
「ベタ」と言う魚は、上鰓器官(じょうさいきかん)と呼ばれる構造をエラ蓋内部に持っておりこれが、空気中から直接酸素を吸収できる為で、小さな容器で溶存酸素が少ない水でも酸素供給が出来るのです。
しかしあくまでも他の魚の必要とする酸素量よりも少なくてすむと言うだけで、排泄物を濾過してくれる濾過装置や水質を安定させる環境なり、バクテリアはあればより飼育しやすくなるのは事実です。
「ベタ」と相性の良い熱帯魚は、同じサイズで肉食魚以外ならほとんど一緒に飼育できます。あえて同居しない方が良い種類は、「グッピー」・「グラミィー類」などと、鰭のある種類です。本来「ベタ」は闘魚なので、小競り合いが起こります。
「ベタ」は天然での生殖地域が沼沢地や止水域である事から水流を嫌い、繁殖も雄が水面に泡巣を作り雌が卵をくわえてその中に収容し、両親ともに卵や稚魚の世話をしてくるので、一般の方でも十分に繁殖させる事が可能な魚です。
旅行など長期間留守にされる時は、これこそ瓶等の密閉環境では不可能ですが普通は濾過装置・ヒーターなどを完備し、留守される2日前に水換えを行い新鮮な水であれば、1週間程度は餌なしでも健康に害は及びません。
水草を植えられている方は、蛍光灯と二酸化炭素の自動添加をタイマーセットしますが、魚にとっては1週間程度の蛍光灯が無い生活でも問題ありません。
また、大量に魚を飼育されている方には水槽の上に設置し、タイマー式で落下する「自動餌やり」などと言う商品も販売されています。
一般的なセットを購入(60cm水槽)すれば、メンテナンス頻度も少なくビギナーの方でも非常に手軽に飼育できるのが熱帯魚の世界です。むしろ手軽に見える瓶飼育ほど魚の習性など扱いに熟知されてからでないと困難であると思います。 |