目次

 

セクション 1
「エビティリス病」と「ウーディニウム病」

セクション 2
「ネオン病」と「水カビ病」

セクション 3
「鰓病」と「寄生虫」

セクション 4
「ウオジラミ」

セクション 5
「腹水症」=「転覆病」

セクション 6
眼球白濁

セクション 7
「水ミミズ」

セクション 8
重症患者の治療法


具体的病気の治療方法に付いて


1.「エビティリス病」と「ウーディニウム病」

「白点病」と似ている病状として米粒大の白点がつく「エピティリス病」と粉のような白点がつく「ウーディニウム病」があります。しかし、いずれも「アマゾングリーン」にて薬浴治療する事により完治しますが、症状が悪性(重症)の場合、薬効を最大限生かす為に別水槽に隔離するか、本水槽にて薬浴する場合は、底砂を取り除いたベアタンク環境にて薬浴すると効果的です。

これらと全く異なる治療法が必要な場合は、「水カビ病」ですが、白点をよく観察し、カビのようであれば、病魚をすくいだしピンセットなどで、水カビを取り除いた後に薬浴させると効果的です。


2.「ネオン病」と「水カビ病」

「水カビ病」は主に寄生虫や装飾品によって傷ついた体表に下等菌類が付着した物が原因で、小型水槽にたくさんの魚を飼育している方によく見られる病状です。
この場合は、寄生された病魚を取り出しピンセットなどでおおまかに水カビを取り除き「アマゾングリーン」にて薬浴させると効果的です。

「ネオン病」は、正確には「クリプトビア(外部寄生虫)」と言い、その名の通り、主に「ネオンテトラ」に多く発病し、魚体の胃の内部に侵入し粘膜下組織などに肉芽腫を形成される。本来の色素が奪われたように白くなる。残念ながら直接的な治療法は見つかっておらず、他の魚への感染を防ぐ為に病魚を取除くしかなく、病魚がこの病気により死亡した場合は栄養体を求めて消化気管や皮膚を通って体外に離脱し水中に漂っている可能性があるので飼育水槽全体の消毒をしなければならない。


3.「鰓病」と「寄生虫」

飼育魚が突然狂ったように暴れ泳ぎまわる原因として、「鰓病」があります。その他にも、寄生虫が発生した場合にも同じように暴れますが、呼吸が早くなったり寄生虫の感染直後にも「鰓病」の併発も考えられますのでしばらく水換えなどのメンテナンスを頻繁に行いながら様子を見ることをお勧めします。

単なる「鰓病」(見た目にも鰓蓋が閉じないなどの症状を伴います)だけなら「アマゾングリーン」での薬浴治療で十分完治しますが、根本原因が寄生虫によるものであれば、寄生虫駆除の市販殺菌薬にて水槽全体を殺菌しなければなりません。この場合、当然バクテリアも死滅してしまうので、完治後の総換えは、必要です。

大抵の寄生虫は分裂増殖する際に、魚体体表や水中に現れるので肉眼でも確認できる場合がほとんどで、もし現状でもそのような寄生虫が発見されれば直ぐに薬浴殺菌をなさってください。体表・水中に確認出来なければ、頻繁なメンテナンス(3日に一度5分の1水換え)と「アマゾングリーン」での薬浴により「鰓病」防止におつとめ下さい。

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4.「ウオジラミ」

チョウと呼ばれる甲殻類の寄生虫で魚から魚へと水槽内を泳いで次々に感染する寄生虫です。主に、魚の鰭の付け根などに寄生し、寄生された魚は、装飾品や水槽のコーナーなどに体を擦り付けるような動作を取ります。

駆除には専用の寄生虫を殺菌させる寄生虫駆除の市販殺菌薬を投与して水槽全体を殺菌しなければなりませんが、メイン濾過が底面濾過の場合、薬の成分が底砂によって分解されてしまうので、薬浴中は底面を停止させて別の投げ込み式フィルターを使用します。


5.「腹水症」=「転覆病」

魚のお腹が異常に膨れ上がるのは、亜硝酸ガスなどの有毒ガスの慢性的な蓄積により、水分平衡感覚を調整する機能が障害を受け、腹部膨満(腹水症)や転覆になったものと考えられます。
これ以外の同じ原因で見られる症状として「立鱗症」「眼球突出」などがあります。これら全ての原因として先ず考えられるのが濾過材に「活性炭」を使用されている場合があり、「活性炭」の使用目的は一般魚の場合水槽セッティング初期段階や総換え後などの一時的なもので普段の飼育濾過材には寿命の面からも不向きと言えます。

一般的な「活性炭」の寿命は約1週間でその間水中のアンモニアなどの毒性ガスを吸着濾過してくれますが、有害物質以外の水中のミネラルも含めて全てが取られてしまいます。
寿命を過ぎた「活性炭」は直ちに新しいものと交換するか新たに生物濾過材と変更しないと一旦吸い込んだ毒性物質を排出する傾向があります。せっかく濾過のために使っている「活性炭」から新たな毒性物質が流れ出し魚悪影響を与えていることが良くあります。

腹水症や転覆病の治療方法は病魚をタライやプラケースなど出来るだけ水深の浅い容器に隔離し、水圧からの内臓圧迫を防いでやり「アマゾングリーン」で薬浴を行います。
勿論、ヒーターは必要で一定の温度を保ちつつメインの水槽水を利用してほぼ毎日の水換えを行っていきます。

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6.眼球白濁

眼球が白濁しているだけなら、アマゾングリーンにて薬浴することによって徐々に回復していきますが、完全に腐っているなら薬浴治療により全身に細菌が繁殖するのを防げますが、眼球は抜け落ちます。
主に、アミですくった時や装飾品(造花など)により眼球に傷がつき、そこに水性菌が付着して白濁する事があります。


7.「水ミミズ」
.ガラス面にヒルらしき生物が付着していると、恐らく「水ミミズ」と言われる寄生虫で、極端に古くなった濾過装置や底砂の目詰まりや、新しく完全にバクテリアが繁殖しきっていない時期に大量の魚を飼育する事によって発生するものです。
それ自身魚や水草に悪影響を及ぼすものではありませんが、この寄生虫の発生原因である、濾過装置又は、底砂を早い段階で洗浄又は交換しないと、水質が酸性化し亜硝酸濃度が上昇してしまいます。

主体の餌に赤虫やハンバーグを与えているとどうしても、3ヶ月から6ヶ月までには、濾過材の目詰まりは発生してしまいますし、底砂もこの期間をめどに洗浄しなければなりません。
底砂や濾過材の洗浄ともなると水質環境の一新ともなりますので、魚に強いストレスを与えることになります。
作業は慎重に弊社ホームページ内「総換えの手順」を参考になさって下さい。

また、「水ミミズ」だけを殺菌させる事は不可能で、濾過材や底砂内で産み付けられている卵を洗浄又は、交換によって取り除く方法しかありません。水換えによる「水ミミズ」はトカゲの尻尾きり同様、根本的な解決にはなりません。

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8.重症患者の治療法

先ず、飼育水・濾過装置はそのままで、底砂をアミにて全てすくい出し装飾品や水草も取り除いて、ベアタンク状態にて薬浴する事をお勧めいたします。
ほとんどの細菌の繁殖場所は飼育環境の最もアンモニアがたまりやすい底砂などがあり、この巣窟場所を取り除くことによって飼育環境の隅々に至り薬効が得られるので、根源からの薬浴が可能になります。

当然、全ての汚れが100%上部濾過などのメイン濾過装置に頼ることになるので今まで以上に上部濾過材の「ウール」の交換メンテナンスが必要になりますが、1週間に一度3分の1の水換えを繰り返しながら「アマゾングリーン」もその都度適量の追加投与を繰り返しながら新陳代謝を促しつつ、新鮮な水で薬浴することによって完治します。